こんにちは。takayaです。
久しぶりとなってしまいましたが、今回はメンズドレスファッションにおいて定番ともいえるブランド、”Tagliatore(タリアトーレ)”を紹介していきます。
”Tagliatore”はイタリアのプーリア州にあるレラリオ社で、二代目のPino Lerario(ピーノ レラリオ)氏が立ち上げたブランド。
ちなみにプーリア州はブッラータチーズやイチジク、ワインなどが名産だそうです。イタリアの食糧庫と呼ばれるそうで食の面でも興味がそそられますね。

イタリア語で”裁断氏”を意味する名を冠する通り、優れたカッティング技術によってジャケットのウエストの絞りなど立体的なフォルムをしています。下の画像は20年の秋冬のコレクションのジャケットなのですが、きれいなウエストのシェイプです。美しく返った広めのラペルもイタリアらしい男らしさとセクシーさを演出してくれます。


デザイン・パターン・縫製の全てにピーノ氏が関わり、敷地内のファクトリーで生産されています。また生地開発にも関わっており、独特な色使いや柄のモノもあるため、クラシックスタイルの中でアクセントとなり得る魅力的なブランドです。

年2回イタリアのフィレンツェで行われるPitti Uomo (ピッティ・ウォモ)では自らしっかり着こなしてスナップを撮られています。男前研究所さんのinstagramでpino氏のスナップが掲載されていますのでよろしければご覧ください。
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ここからは私の持っているコートについて。
形はステンカラーでネイビーと黒のビッグヘリンボーン。
先程述べたタリアトーレの特徴であるウエストの絞りはほとんどないAラインシルエット。

膝ぐらいの着丈で前を開けて着ると裾がなびき、エレガントな雰囲気を纏うことが出来ます。

ベルトは、ポケットに無造作に入れてもいいですし、正面ではなく左右どちらかにずらして結ぶのもかっこいいです。
ただ男らしさを求めるのであれば、背中でベルトを結ぶのは避けた方がいいと思います。このコートに限った話ではなくフェミニンな印象になってしまいます。

ストラップ付の袖。絞れるディテールを取り入れているのだと思いますが、実用的でないストラップは私としては要らないのではと思っています。
どうせならもう一つボタンを付けて絞れるようにしたらよいのに…。

こちらはコートの内側になります。このコートは左右両方に内ポケットがついており、尚且つ左側はジップ付きになっています。ドレッシーな雰囲気を壊さない中のこういった実用性にも惹かれます。クラシックスタイルの不便な服たちもいいですが、現代に生きるものとしては普段着にはある程度の実用性は求めてしまいますね。
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